ホームページ用語集
サーバーとは、インターネット上でのホームページの作成や、
電子メールのやりとり等、 お客様のビジネスや情報発信を行うためのあらゆるデータの保管場所です。
サーバーはホームページを作成し公開をするに必ず必要となってまいります。サーバーをご自身で運用することもできますが、ホームページの閲覧者はいつサイトに訪れるかわかりません。ホームページを常時利用可能にするためにはサーバーについての技術的な知識や費用そして手間がかかるためサーバー管理の専業会社に依頼するのが一般的です。
サーバーには、サーバーを分割してその一部をレンタルする共用サーバーサービスと、サーバーを1台まるごとレンタルする専用サーバーサービスがあります。また、共用サーバーであるにもかかわらず、専用サーバー並の機能を兼ね備えているバーチャルプライベートサーバー(VPS)もあります。
そして最近さらにクラウドコンピューティングというものも出てきました。それぞれ簡単に説明いたします
■ 共用サーバーとは
1台のサーバーを複数のユーザで利用するサーバーのことを共用サーバーといいます。
共用で利用するため、自由度はあまりありませんが、初期・運用コストが安いうえに、一般的な機能(メールアドレス・ホームページ作成機能)はついており、十分なサポートを受けることができます。また豊富な管理機能が事前に用意されており、すぐ利用できます。共用サーバーはさしずめマンションのようなイメージとなります。
■ 専用サーバーとは
専用サーバーとは、1台の物理サーバーを丸ごとご利用いただけるタイプのことです。一台に複数のユーザで共用するタイプ(共用サーバー)の場合は、サーバーの処理能力を複数ユーザで共用するため上限がありますが、専用サーバーなら丸ごと一台分の処理能力を独占できるため、大量のアクセスがあるホームページを作成したり、高機能なシステムを利用したサービスの提供が可能となります。
専用サーバーは、例えると一戸建ての住宅のようなイメージになります。一戸建てであれば他の居住者に迷惑を掛けずに家を自由に設計し、好きに使って暮らすことができます。
■ 仮想専用サーバー(VPS)とは
VPSはVirtual Private Server の略称で、「仮想専用サーバー」と言われるサービスです。
1台の物理サーバーを、仮想サーバーにソフトウェア上で分割し、それぞれを専用サーバーとして利用できるようにしたものです。
管理者権限をお渡しするため、専用サーバーと同じように自由に利用することができます。専用サーバーは1台のサーバーを1人のユーザが利用しますが、VP
Sは複数のユーザで共用します。そのため、VPSでは専用サーバーと同等の機能をご利用いただけるにも関わらず、専用サーバーよりも低価格でご利用いただけます。
※管理者権限(root権限)
windowsでいうAdministrator権限です。システム上のすべてのファイルにアクセスすることが可能です。また、プロセスの起動や停止何でもできる最高権限をもっているユーザです。
このroot権限にて、設定のカスタマイズやソフトウェアのインストールはもちろん、OSの細かな設定に至るまで専用サーバーのように自由に設定を変更することができます。
■ クラウドコンピューティングとは
最近できた概念のため、わかりづらいのですが、簡単にいうと、今までのサーバーにて制限となっていました物理的なリソースの制限を取っ払って、足りな
いものは、好きなタイミングで好きなだけ追加することができるようになる、ということです。
今までのサーバーでは、ホームページに大量アクセスが有った場合、表示できないなどの問題は上限に達した場合、必ず発生していました。しかしながらクラウドを利用している場合、上限をすきなだけ追加できるため、前述の問題を回避することができます。
また、リソースの増減をいつでもできるため、利用にあたっての費用も適切な範囲に設定できます。
ただし、こういった運用には、現時点では相当な技術的な知識、スキルが必要なため、かなりの費用がかかります。どれを利用するのかは、お客さまがやりたいこと、かけられる費用によって決めることができます。